CELL REGZA(46XE2)を使って5年になるが、毎年夏になるとチューナー内部の高温問題に悩まされる。クーラーで部屋を冷やして対処できるときもあるが、日中帯は使い物にならない日も多い。熱対策はCELL REGZAユーザーなら誰しもが直面する問題だろう。
タイムシフトを停止させるなど、稼働そのものを低減させることも考えられるが、せっかくのCELL REGZAでタイムシフトを止めるのはもったいない。宝の持ち腐れ。
爆熱から解放するための方法を検討した中で、効果が高いと考え、天板(フレーム)を外して解体して放熱させることで熱対策とした。
(注意)本記事に記載の内容はメーカーサポート対象外です。実施する場合は各々の判断で願います。また、作業時には必ず電源コンセント抜線をしてください。故障、事故、怪我の責任は負い兼ねます。
CELL REGZAの天板を外す
どのような構造になっているのか把握していないが、手当たり次第に外せそうなところを外してみる。
ネジは家庭用の一般的なプラスドライバーで外すことができた。
背面のネジ5本
背面のネジを外してみる。明らかに矢印でマークされている部分を外す。矢印マークはサービス用の目印だと思う。
これを外すと少しガタつくが、まだ外れはしない。
側面のネジ各1本
側面から固定しているように見えるネジ、両サイド各1本を外してみる。
外れた!!
ちなみに私のCELL REGZAには底面フィルターが付いていなかった…
展示品だったため、何かのタイミングになくなってたんだろう
CELL REGZAの内側
PCのマザーボードのように基板や素子が見えるかと思いきや、底面向きに配置されているため、裏面のプリント配線しか見えない…
内蔵HDDはHITACHI製。
側面には吸気用のファンが付いているが埃まみれ…
天板を外して運用する
少しだけケースを浮かせてみる
まるまる外してしまうと埃の大量侵入が気になるため、最初はケースを5mm程度浮かせて様子を見た。
効果なし…
完全にケースを浮かせてみる
少しでは改善されなかったため、完全にケースを浮かせる。外してしまってもよいのだが、無防備な状態にするのは少し抵抗があった。
高温メッセージが出なくなった!!
作業が夜中で涼しくなってきていたということはあるが、メッセージが出なくなった。ファンの隣のあみあみ部分がヒートシンクなのだが、そこから熱風が上に抜けているため、ケース内全体的にはかなり温度が下がった。通常だと、ヒートシンクの熱がケース内に溜まり、ファンから熱風が出続けるが、ファンはもはや中空にあるため、ただ風を起こすだけになっている。
これから本格的な夏になるため様子を見る。
まとめ
CELL REGZAの天板(フレーム・ケース)を外すことで、ケース内部に熱風が溜まらず、爆熱から解放された。引き続きタイムシフト生活を送ることができる。